他人の批判は無視。自分と合う人をお客さんにしろ。
好かれたければ、嫌われてください。
ビジネスでは、お客さんにファンになってもらえば、お金をたくさん払ってもらえるようになります。
ファンをたくさん作りたい場合は、沢山の人に嫌われてください。
イソップ寓話にこのような物語があります。
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「老人と少年とロバの教訓」
ある賢い男がいたのですが、その息子は人から醜いと思われるのを恐れて家を出ようとしませんでした。
父親は、人がどう思うか気にするのをやめて、自分の心に従うようにと教えます。
このことをよくわかってもらおうと、何日間か、父親は息子を市場へ連れていくことにしました。
最初の日、父親はロバに乗り、息子は歩いていました。すると通行人は「こんな暑い日に子供を歩かせている」と父親を批難しました。
2日目は、息子がロバに乗り、父親が歩いていきました。すると今度は「年寄りを歩かせて自分が楽をするなんて親不孝な子どもだ」と人々は言いました。
3日目、ロバを引きながら2人とも歩いて市場へ行くと、人々がバカにするのが聞こえました。「ロバが乗るものだって知らないのか」
その翌日、父親と息子が一緒にロバに乗っていくと、人々は「なんてロバの扱いがひどいんだ」と言って怒りました。
5日目、2人はロバを背負って市場に行きました。すると市場にいるすべての人が笑い、彼らを馬鹿にしました。
賢い男は息子に言いました。「わかったかい。何をしようと必ず反対する人はいる。だから人の意見を気にせず、おまえは自分が正しいと思うことをすればいいんだ」
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この物語が言いたいことは、万人に好かれることは不可能だということです。
何かをすれば、必ず批判されます。
つまり、あなたが情報発信を行っている限り、必ず批判されるし、嫌われるということです。情報発信をする限り、これを受け入れなければなりません。しかし、誰かに批判される、嫌われるということは裏を返せば、ファンも増えているということなのです。あなたの価値観に共感できない人がいれば、一方でそれに対して共感できる人も必ず出てきます。
情報発信では、批判を恐れず強いメッセージを発信していくことが大切です。それをすれば、するほど嫌われるし、アンチも増えますが、ファンも増えます。
一番危ないのがどっちつかずの無難のメッセージを発信している場合です。嫌われることもない限り、好かれることもありません。
ダン・ケネディなんかは、
1日1人に嫌われるようにしろ
と言っています。
アンチができれば、ファンもできるということです。芸能人とかでも人気ランキング上位に出てくる人たちは、たいていアンチも多いですよね?特に、キムタクなんかは、ファンも多いですが、アンチも多いです。
僕が思うに、好きも嫌いも表裏一体です。あなたの価値観が相手の価値観に近ければ、好感が湧きますが、全く異なれば、嫌悪感が湧いてきます。単に、その人がどう物事を考えているかの違いに過ぎないのです。
例えば、ギャルは、見た目が派手な男を好みますし、清楚系の女性は、きれいめファッションの男を好む傾向にあります。狙うターゲットによって、自分を合わせていく必要がありますが、それは捨てを選ぶということです。
あるターゲットの女性に受けるようにしていくわけですが、そのせいでターゲット以外の女性からの受けは悪くなります。
ネットビジネスもこれと似ています。ターゲットを決めて、その人たちにとって「価値」あることを提供していきます。そうすることで、ターゲット以外の人からは、嫌われるかもしれませんが、濃いファンもできます。どっちみち何をしても批判は、されるので堂々としておきましょう。
逆に、誰からも嫌われていないということは、仕事していないと思ってください。起業家は嫌われて何ぼです。僕なんかは、感謝のメールが来る一方で、「お前は間違っている!人格的に○○だ」的な趣旨の長文メールをわざわざ時間かけて送ってくる人もいます。
僕のことが嫌いなくせに、メルマガを読んだり、毎日ブログを見に来たり、わざわざ自分の貴重な時間を費やして長文コメントやメールを書いてくるのだから、人って面白いものです(笑)