会社の仕事で自己実現はできません。社畜は「やりがい」を求めてはいけない理由。

会社の仕事で自己実現をすることはできません
なぜなら、会社の仕事というのは、誰かから与えられた仕事であって、本当に自分がやりたくてやっていることではないからです。
自己実現というのは、自分が主体になって、価値を作り出す行為だからです。
会社の仕事は、あなたが主体になって作り出したのではなく、オーナーが作り出した仕事を任されているだけです。
だから、真の意味での「自己実現」を会社で行うことはできないのです。
マズローの欲求5段階説がありますが、労働者の立場で満たせるものは、「尊厳欲求」までです。
社内で仕事ができる人と認識されて周りから一目置かれるぐらいです。
「自己実現=やりがい」ですが、これは「労働者」の立場で満たせることではありません。
もう一度いいますが、「自己実現=やりがい」は自分が主体になって、社会にインパクトを与え、価値を提供することで成し遂げられるものです。
「労働者」の仕事は与えられた仕事です。
だから、起業家や自営業の人でないと、真の意味で仕事を通して、「自己実現」することはできません。
たまに、「やりがいがある」などと主張して、求人広告を出している会社がありますが、たぶんオーナー側はわかっているのでしょう。「労働者」の立場では自己実現などできないということを。
それを分かりつつも、報酬として金銭を与えることができないから、「自己実現=やりがい」という餌をぶら下げるのです。
騙される方も悪いですが、かなり質が悪い詐欺です。
「やりがい搾取」に引っかかって、ブラック企業で低賃金&長時間労働させられる人が後を絶たないわけですが、そもそも「自己実現=やりがい」など、会社に与えられるものではなく、自分で作り出すべきことです。
だから本来、労働者が会社に求めるべきことは、「自己実現=やりがい」ではなく、金銭や実務経験(スキルの習得)なのです。
会社なんて「お金を貰いながら学べる学校」みたいなノリで行くべきです。雇われ労働に変に「やりがい」とか求めると苦しくなります。
会社員が辛いのって、「生理欲求」「安全欲求」「社会欲求」が満たされているのに、「自己実現」ができないからです。
副業で「自営業」でもやって、「自己実現」を満たしていけば、だいぶQOLは上がるでしょう。