日本は、韓国に比べると超イージーモード
お隣の韓国では、朴槿恵大統領に対するデモ運動が活発化しているそうです。何でもマスコミ曰く、若者支持率が0%になったとのことです。普通だったら、マスコミのいうことなんて信じるわけもないです。しかし、韓国の若者の諸事情を調べるうちにやはりそうなっても致し方ない状況ではあるな・・・と思いました。
日本の若者もだいぶ苦境に立たされていますが、それでも韓国の若者に比べるとまだましな状況だと言えます。
1.就職難
韓国では、かなりの就職難に陥っており、大学を卒業しても職にありつけない若者が2人に1人ほどいるそうです。
>>もう「日本の就活はおかしい」って言えない…韓国はもっとハードだった【海外の就職活動:韓国編】
特に、就活ではTOEICの点数が重視され、最低でも800点を取らないとほとんどの企業では、足切りにあってしまうとか。また就職率は、およそ50%ほどですが、この中で正社員は一部でほとんどは、低賃金の非正規雇用でやとわれ苦しい生活を送っているそうです。
「大学新卒者が5人集まれば正規雇用は1人だけ。3人は非正規、1人は無職」と言われる韓国の就活事情は日本以上に深刻だ
2.徴兵制
韓国にあって、日本にはないもの。その1つが徴兵制です。というのも韓国はいまだ北朝鮮と戦争中だからなんですね。1951年に朝鮮戦争が停戦されただけであって、まだ終わっていません。だから韓国も北朝鮮も徴兵制があり、いつでも戦争ができるようにしているわけです。
大韓民国
韓国軍は徴兵制と志願兵制を併用している。徴兵に応じることは、韓国の若い男性達の義務とされている。18歳の男子への徴兵検査によって判定され、1-3級までが現役、4級は補充役・公益勤務、5級は免除・有事時出動、6級が身体異常による完全免除とされている。しかし有力家出身者の兵役回避が社会問題となっており、徐々に身体検査や等級判断が広げられ、時に本来は不適格な者までが入隊を余儀なくされる問題が指摘されている。また軍隊の施設や訓練生活において、体罰やいじめなど1960年代そのままの風習が残り、若い男性にとって適応が一層困難となっている。さらに、検査の際の問診で半数近くが「人格障害」と診断されたことがあり、受験者が徴兵を嫌がってわざとそのような回答をすることが多いとわかる。兵士の兵役義務期間は陸軍と海兵隊で21箇月、海軍で23箇月、空軍で24箇月で、海軍と空軍は志願しない限り配属されない。
待遇はほぼ無給であり、二等兵で日本円で月1万円程度である。外出や外泊は月に1日、服務期間全体で10日間と制限され、多くの場合、40人部屋での生活を余儀なくされる。
以前は男性が就職適齢期に兵役につく場合が多いことから、兵役を終えた男性に限り公務員に就職する際の優遇措置があった。しかしフェミニストが「女性差別だ」と抗議したために、兵役満了者への優遇措置は撤廃された。この措置に対しては撤廃は不当だという男性側からの不満も表明されている。朝鮮日報によるアンケート調査では、回答した韓国の男子学生の46.3%が「大学や韓国社会において男性差別がある」という認識を示している。これは男性のみへの兵役強制(女子は免除)、更には兵役満了者への優遇措置撤廃が背景にある。
一方で兵役免除の特典を与えられるものもいる。スポーツでめざましい成績を収めたもの(例:オリンピックでメダリスト、サッカーワールドカップでベスト16以上など)、理工系で将来研究員になったり、大手企業に就職などをすることが期待されるなど、学業が特に優秀な場合などが免除される。また、在日韓国人などの国外での永住権取得者も免除の対象となる。ただし、韓国への永住帰国や韓国での住民登録によってこの免除はなくなる。
また、芸能人は「芸能兵士」制度があり、軍の広報活動や部隊への慰問公演などを行っていたが、芸能兵士の不祥事が相次いで発覚し、制度は廃止された。他にも「尚武」と呼ばれる国軍体育部隊に所属しスポーツ活動を行う者もいる。また韓国で人気のオンラインゲームで活躍するプロゲーマーをコンピュータ技師(電算特技兵)として採用し、ゲームを利用した広報を担当させている。いずれも特別な選考があり、その分野で活躍している者が選ばれる。
2016年9月30日、韓国ギャラップが公開した徴兵制に関する調査結果によると、韓国人の48%が徴兵制の維持に賛成し、35%は徴兵制の廃止と志願制の導入に賛成した。
約2年間もの間、兵役する必要があります。韓国では、徴兵制を終えていない若者は就職活動で苦戦を強いられるため、ほとんどの人は大学を休学して兵役につきます。さらに、有名大学へ入学するために何年も浪人する人が多いので韓国の場合は、20代後半、30を超えてから就職する場合も珍しくありません。22~24歳で就職する日本とは違うわけですね。
3.学歴社会
韓国は日本以上に学歴社会です。有名大学へ入学するために、朝から晩まで勉強づけです。
これは酷いですね・・・。ここまでいくと子供は病んでしまいますよ。
僕は、韓国人の知人に「部活は何をやっていたのか?」と聞いたことがありますが、彼女は「日本の高校生みたいに部活も文化祭もやっていない。ただずっと勉強をしていた」と回答されて驚いた経験があります。
学歴社会の原因は、やはり就職です。難関大学を出れば、財閥系の企業へ就職がきまりやすくなります。しかし、難関大学を出たからといって必ずしも良い就職先が見つかるわけではありません。
(韓国の若者は、報われないですね)
学歴がすべて!子供の大学合格を祈って・・・・
落ちると号泣。
大学ですべてが決まる国、それが韓国です。
このような過酷な状況に苦しんでいる韓国の若者が不正入学をした朴槿恵大統領にたいして怒りを感じるのも無理はないでしょう。
結局のところ、日本もだいぶひどいですが、それでも韓国と比べるといくらかはましだと思います。
就職も選ばなければ、できますし、今やネットも発達し、個人がビジネスをやりやすい環境になっています。だから、世界的に見ると割と恵まれている立場にいると思います。
年収1億円で鬱になる人、日本に住んでいて鬱になる人。
この世には、なぜか富と名声を手に入れても鬱になったり、自殺をする人がいます。芸能人とかよく自殺したりしますね。富や名声を得られれば、幸せになれると思っている人にとっては、あれほど不可解なことはないでしょう。
しかし、その理由は意外とシンプルです。人は環境になれる生き物なのです。。例え、年収が1億円に達したとしても、美女と結婚してもそれが当たり前の状況だと思うようになり、満たされなくなります。そして今あるもので満たされなくなると、欲望にとらわれ最終的には鬱っぽくなります。
よく
「今、あるものに感謝しよう」
などと言われますが、これは単なるきれいごとではなく、「今ある環境を当たり前のものだと思うな。それに馴れるな。」という意味が込められているのです。実際、慣れてしまったらそれが当たり前だと思うようになります。そうすると、それで満足できなくなりより良いものが欲しくなってくるのです。
こうなってくると終わりです。満たされなくなり、心の平安が保てなくなります。
日本に住んでいる人もそれが当たり前になりすぎていて、世界に目を向けていない人があまりにも多いと思います。
アフリカの貧しい国に住んでいる教育も受けられず、子供の頃から日雇い労働をしなければならない人にとっては、義務教育が9年あって、就職も普通にできて、ネットも使えるという環境は、明らかに恵まれている環境なのです。
今回の内容だけ見てもお隣の韓国の若者に比べれば、日本の若者はまだ恵まれている方でしょう。
このようなことをいうのは、おかしなことだと思うかもしれませんが、「日本にいること」を当たり前だと思った瞬間に不幸になります。逆に、「日本に住んでいること」それ自体に感謝をすることができるようになれば、心が満たされてくるようになるでしょう。