知識を得ることは、ペンキ塗りと似ている。
学習の基本は、繰り返しです。本や教材を一度読んだだけでは、何も身についていません。1度読んだぐらいでは、内容の20%が頭に残っていれば、いい方ではないでしょうか?
有名なエビングハウスの忘却曲線ですが、人の記憶は何度も何度も繰り返して覚えるようになっています。1度読んで、20%理解して、2度読んで、40%理解して、3度読んで60%理解して・・・と繰り返すことで身についてきます。ノウハウコレクターの人は、一度読んだだけで、「使えなさそうだ・・・」と判断して、次の教材に移ってしまいます。しかし、そのコンテンツを100%理解できていないならば、先にそちらを完全にマスターするべきです。
学校のお勉強と同じです。だいたい受験で落ちる人というのは、たくさんの参考書を買いあさり、どれも中途半端な理解なままで終わります。
逆に、勉強ができる人や受験で受かる人というのは、1冊を繰り返し繰り返して、1冊を完璧にマスターします。それから次のレベルに上がっていきます。だから、手を付ける参考書は少ないものの、成績がよいのです。
何でもそうです。読書も10冊の本を乱読するよりは、1冊の本をマスターした方が自分の血肉になります。
学習の基本は、あれこれ手を付けずに、1冊を完璧にマスターということなんですが、これをわかっている人がどれぐらいいることやら・・・
とりあえず、インターネットでビジネスをするならば、「ネットビジネス大百科」と「新世界アフィリエイト」が100%理解できるようになっていれば、他の追随を許さなくなるのではないでしょうか。
それくらい、この業界にいる人たちは、1つのことに集中して取り組むことが苦手ですから。上記の教材を買った人は、たくさんいてもその内容を100%理解できている人なんてほとんどいないわけです。
追伸
ちなみに、学生の時、やたらとたくさんの英単語帳を持っていた人がいて、「たくさんの単語帳を持っていた方が多くの英単語をカバーできるからいいぜ」とかいっていた友人がいましたが、僕が「複数に手を出すよりも1冊を完璧にしたほうがいい」と忠告していたのに、彼はそれを無視して見事に受験失敗しました。僕は英単語帳は、1つしか使っていなかったのですが、僕の方が英語の成績は良かったですね(笑)
まあ、何がいいたいのかというとあれです。複数に手を出すよりも1点集中した方がいいということです。
人って1回でマスターできるほど都合よくできていないので、ペンキ塗りみたいに何回も繰り返していくべきなんです。
あれこれ、教材に手を出す人は、ある壁に完全にペンキを塗れていないのに、次々と新しい壁を塗ろうとするようなものです。そんなことをするよりも1つ1つの壁を完全に塗りつぶしていった方が仕事としても効率が良いのです。