なぜ人間に感情があるか知っているか?世を動かすコピーライターよ・・・
人は、感情で物を買い、論理で正当化する。
「ああ~そんなことはもう聞き飽きたよ・・・」というぐらいのリテラシーの高い人がおそらくこの記事を見ていると思います。ただ、哲学的な話になってきますが、ここからさらに一歩踏み込んで人が動くのは感情というのは、あちこちで言われていることですが、「じゃあ、人を動かす感情って何?」と疑問を持つことが大切です。
結論を言うと、「感情」とは人を行動させるためにあります。
正確に言えば、人を行動させるために「感情」が生まれたのです。
太古は、生きていると動物に襲われたり、危険な植物がそこらへんに生息したり・・・と様々な危険に遭遇しています。で、人はその危険に対処するために、「行動」をする必要があった。だから「行動」をさせるために、「感情」が生まれたのです。
要するに、「太古の人類が特定の行動をとるために感情が形成された」のです。
恐れ⇒逃走本能
怒り⇒攻撃本能
憎悪⇒忌避
欲望⇒生存本能
お判りでしょうか?このように、ある感情は「人がある行動をするため」にあるのです。
例えば、ライオンを見つけた時に、ぼっ~と突っ立っていたらそのまま食べられますよね?そうならないために、逃げる必要がありますね。だから、人に逃走させるために、「恐怖」を作り出しました。「恐怖」という感情があるから、人は逃げるという行動ができるのです。これがなければ、逃げることはできません。
このように、そもそも感情とは、人を行動させるためにあるものです。これが分かれば、人は、感情で物を買い、論理で正当化する。という理屈もより理解できるようになるのではないでしょうか。
いいですか、コピーでは「感情」を動かすのはmustですよ。これやらないと絶対人は行動しないですからね(笑)
女とヤリたい・・・というのも「感情」
これが分かるようになれば、この女とやりたいというのも、子孫を残す行動を促すための「欲望」によって引き起こされていることが分かるでしょう。別にSEXしなくても生きていけますが、それだと子孫が残せず人類が繁栄しないので、SEXを渇望させるための「感情」が我々男にインストールされているというわけです(笑)
どうでもいいことですが、世の男を見ていると、「セックス」に振り回されて人生を破滅させている人が多いな・・・と感じます。まあ、結局それも感情なんですよね・・・。なんとも悲しいことです、そして空しい。
人は、感情で動く。行動するために、感情は存在している。
けど、こういったことを理解できていれば、自分がするべき行動も自ずと変わってきます。なぜなら、理解をすることで思考が変わり、思考が変わったことで、行動が変わるからです。
少なくとも僕はそうでした。
ああ、そうか感情を動かした方が売れるんだな・・・
↓
感情を動かさないと絶対に売れない
という風に認識が変わりました。その結果、コピーを書く際は、より読み手の感情が動かせているかどうかシビアになるようになりました。それが結果的にコピーを上達させることとなったのです。これだけでも大きな進歩だったと自分では思っています。