1. TOP
  2. コラム
  3. 勉強も読書も他人と差別化する(独自性を作る)ためにやることですよ。

勉強も読書も他人と差別化する(独自性を作る)ためにやることですよ。

 2016/11/26 コラム 学習法 この記事は約 5 分で読めます。

 

なんか意識高い大学生や社会人に多いですが、勉強してどうなりたいのか?でなはなく、勉強することが目的になっている人が割といます。勉強する自分に対して「俺は勉強してる。読書してる。勤勉な人間だぜ!」などとステータスを感じて喜んでいる人が沢山います。

で、そういう人は英語やプログラミングを勉強し始めたり、資格の勉強を始めたりするわけですね。

まあまあ、勉強する姿勢はいいことだとは思いますが、そういう人は「勉強」の本質があまりわかっていないようです。

 

勉強の「本質」

まず、1つ目。勉強は目的ではなく、手段であるということ。勉強をすること自体が目的なわけではなく、勉強はある目的を達成するための手段です。

例えば、給料が低い社会人の中には、とりあえず「簿記」の勉強を始めようとする人が多いですが、彼らは安心のために勉強をしているのであって、決して手段として「勉強」をしているわけではないということです。

明確な目的がない状態で勉強を始めてもたいていの場合は無駄に終わります。外国人の恋人と会話するために「英語」を勉強している人となんとなく英語を勉強している人ではどちらが英語を収得しやすいでしょうか?モチベーションがでてくるでしょうか?そんなことは明白です。

 

2つ目。勉強は、他人と差別化するために行うものであるということ。これほとんどの人が理解できていません。言ってしまえば、勉強はより自分を向上させるため、もっと言えば、社会集団の中で自分を際立たせるために行うものです。

で、当然ながら集団の中で自分が際立つ存在になるには、他者と同じことをやっていてはまったく差別化にならないわけです。例えば、必死に簿記を勉強していたとしても、周りの人間もそれをやっているならば、まったく意味がないわけです。

「お前の代わりはいくらでもいるんだよ」状態です。勉強というのは、この状態を回避するために、行うものです。

「あなたは代わりが効かない」と思われる存在を目指すことがもっともリターンを得られる勉強の方法です。

だから、正直な話、英語やプログラミングや簿記を勉強してもそれはかなり費用対効果の悪いものなんです。だって、現在進行形で英語やプログラミングや簿記を勉強している人なんて山ほどいるじゃないですか?しかも英語、簿記、プログラミングができる人なんて山ほどいますね。

こんなことはみんながやっていて、みんなができます。だからいくら必死こいてこのようなスキルを身につけても「お前の代わりはいくらでもいるんだよ」状態になるわけです。

 

みんながやってる「勉強」するな。みんなが読む本読むな。

では、どういった勉強をすればいいのか。それはシンプルです。みんなが行っていない事を勉強してください。みんなが読んでいない本を読みましょう。

勉強って「自分を他者と差別化」するためにするものです。「自分が知らないことをこの人知っている。自分ができないことをこの人はできる。ああ凄い」と周りの人間に思われたいわけでしょう?そして市場で評価されて、収入も上げてみんなからモテモテになりたいわけですよね?だったら、こういうことです。

他人がしないような「勉強」、他人が読まないような「本」を密かに読むから、そこに「希少性」が生まれるわけです。いかに自分に「希少性」を出して「価値」を高めるのかが鍵です。僕からすれば、みんながやっているから勉強するとか、ベストセラーだから読むとかはそういうことやっている人間は大バカ者です。(あんた何も考えていないね)

 

だからといって「ラテン語」のお勉強はしないように。

こういうことを言うと、みんながやらないことを勉強すれば、いいのか!と考えて「ラテン語」とか勉強し始める人がもしかしたら出てくるかもしれないので、事前に忠告しておきますが、みんながやらないこと、なおかつ、みんなが求めていること。つまり、需要>供給 になっている分野の勉強をしてください。

確かに、「ラテン語」を勉強している日本人などかなり少数派で一見差別化できるように見えますが、「それに需要があるのか?」ということも考えておく必要があります。

普通に日本に生まれ育った人が「ラテン語」を1から習得しようとしたら、普通に半生を費やすことになると思います。それだけの費用対効果があるのかと聞かれれば、正直ないですね。

勉強って正しいやり方をしないと自分の人生を破滅させますよ。勉強を始めるときは、「自分が少数派になれつつ、なおかつ多数派に必要とされるためには何を学ぶべきか?」ということをしっかりと考えてから始めましょう。まずは、そこからです。

貧乏学者は、誰も興味持たないマイナーな学問をやっている人で、金持ち学者は、みんなが知りたがる、必要とする学問をやっていて、なおかつその分野の権威です。アドラー心理学の学者とか今ものすごく儲かってますね。これは、アドラー心理学というマイナー学問に「希少性」があって、なおかつ「個人心理学」という誰もが求めるようなことに精通しているから稼げるわけです。

アドラー心理学が世間で流行り始めたのは、「嫌われる勇気」が出版されて以降でそれ以前は、アドラーという名前自体がほとんど知られていなかったわけです。でも、アドラー心理学は、かなり実用的で人生に役立つ学問であった。だからみんなが求め、「需要>>>>>供給」になったわけです。

先生がこういっているから、みんながやってるから、自己啓発本に書いてあるからといった理由で、とりあえず英語やITの勉強を始めてたら、自分の貴重な時間を無駄にすることになりますよ

需要と供給のバランスに目を向けましょう。

 

この記事のタイトルとURLをコピーする

\ SNSでシェアしよう! /

リベラル・ライフ(liberal life)の注目記事を受け取ろう

NO IMAGE

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

リベラル・ライフ(liberal life)の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

関連記事

  • 斎藤一人「商人は、魅力がすべてだよ」・・・・は、深い。

  • なぜ人々は、お金のために働くようになったのか?

  • 4つの学習タイプ。人が最も理解しやすい話し方、書き方。コピーライティング、パブリックスピーキング

  • セイレーンの歌にまどわされないでほしい。

  • 集中力が続かないというときにそれを高めるおすすめの食べ物

  • ネット上の文章は、店員の接客のようなものだ。