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「言葉にできる」は武器になる。梅田悟司 感想

 2016/09/17 コピーライティング ビジネス読書 書評 この記事は約 8 分で読めます。

 

コピーライターのタイキです。

先日、書店でたまたま見かけたコピーの本

梅田悟司さんの

「言葉にできる」は武器になる。

読みました。

 

 

正直な話、この本を読むまでイメージコピーとセールスコピーってまったく違うものだろ・・・

 

 

と考えていました。

 

イメージコピーは、イメージ広告にある商品、ブランドの魅力を伝える

キャッチコピーを考えるのが仕事。

 

セールスコピーは、売るためのレター。

商品がもたらす新世界とお客さんを繋げるもの。

 

 

このような違いがあるので、

イメージコピーとセールスコピーは、まったくの別物だな・・・

と考えていたわけです。

 

 

ただ、イメージコピーもセールスコピーも

「言葉を伝える」という次元で抽象化すると、

それはやはり同じものであるといえます。

 

低い抽象度で見ると、イメージコピーとセールスコピーは、

まったく異なるものであるが、

 

抽象度を高くすると、

「言葉でお客さんに伝える」

という点が共通しています。

 

 

つまり、コピーとは、

 

「いかに言葉を使って、魅力的な伝え方ができるのか?」

 

という本質がそこに見えます。

 

例えば、過去に書いたこの記事

 

>>もし20歳の時に、80歳の賢人の知恵を得ることができたとしたら・・・

 

 

最終的には、チェスターフィールド卿の

「我が息子よ、君はどういきるのか」

という本のセールスにつながっています。

 

別に、売るためなら、

普通に本の紹介、レビューをして売っても良かったんですが、

 

それだとピンとこない人たちの方が多いと思ったので、

あえて「若者が老人の知恵を得たらどうなるのか・・・」

という間接的な問題から初めて、徐々に商品に近づけていっています。

 

そして最終的には、本が読みたくなるようなモチベーションを

作り上げています。

 

この記事を読んでくれた人は、結構な人がリンクをクリックして

くれています。

 

これも伝え方に工夫をした例です。

ただの商品レビューではなく、

 

お客の現実から徐々に徐々に新世界へ近づけていく。

「レター」は、こういう風に書いていくものです。

 

 

「伝え方」を変えるだけで、人の反応は、180度変わってきます。

 

上記の例のように、ちょっと伝え方を変えていくだけで、

人の反応は、180度変わっていきます。

 

コピーライターとは、「伝え方」をひたすら考える職業です。

それが商品の売り上げにかかわってくるからです。

 

 

いかに、相手が納得のいく「伝え方」を生み出せるか

そこにすべてが掛かっているといえるでしょう。

 

 

その「伝え方」を構築するのは、言葉です。

あなたがターゲットの心に響く言葉を生み出せるかどうか。

 

 

イメージコピー、セールスコピーとわず、

 

コピーとは、考えること

 

なのです。

 

文章をかくというのは、頭に浮かんだものを形にしているだけなのです。

 

「言葉にできる」は武器になる。の著者の梅田さんは、それを

 

言葉が意見を伝える道具であるならば、まず、意見を育てる必要がある

 

 

と述べています。

 

つまり、

 

自分の中で意見を育てる(考える)

それを外に発信する。

 

 

という2段階を経ていくものだと述べているわけです。

 

内面で育てて、外に発信する。

 

これが言葉というものの本質です。

 

 

なぜあいつは、魅力的なのか?

 

ところで世の中には、魅力的な人間とそうでな人間がいます。

その違いは、何かというと、

 

それは、その人の「コミュニケーション」の質だと思っています。

 

実は、心理学的に言えば、コミュニケーションには、

 

・自分とのコミュニケーション

・外部とのコミュニケーション

 

の2種類があるとされています。

 

ほとんどの人は、気づいていないですが、

外と接する以外にも、自分の内面のコミュニケーションもあります。

 

自分との内面のコミュニケーションに気づいていないぐらいだから

自分が何を感じているのかわからないまま人生を生きていきます。

 

自分のことがほとんどわからないんだから、外側ともしっかりとした

コミュニケーションが取れるはずがないのです。

世の中の8割の人は、夢遊病状態で生きているといえるでしょう。

 

 

・自分の人生のミッションって何?

・自分はどんな人生を生きていきたいのだろうっか?

・なぜこれをやるべきなの?やらないべきなの?

・自分は、どういう人と恋愛がしたいのか?

・自分はどんな仕事がしたいのか?

・自分はどんなライフスタイルを送りたいのか?

・自分はどんな「友人」と付き合いたいのか?

 

 

こういう自分が感じていること、考えていること

に意識を集中させないと、周りに流されるまま人生終わります。

 

 

魅力的な人間の特徴は、とにかくぶれない。

自分を持っている。

 

それは、しっかりと自分とコミュニケーションをとって

やるべきことを明確にしているからです。

 

 

だからぶれないし、他人に振り回されることもない。

 

八方美人的な生き方と違い、敵も現れるが

それを応援してくれる人も現れるため、味方もできます。

 

 

自分の内面がしっかりとしている人。

自分と向き合った人間。

 

 

こういう人こそ、周りの人間に影響力を与えられます。

 

 

昔、僕の尊敬する起業家が、

 

何をするか(have)ではなく,それができる人間(be)になることが重要だ。

 

といっていたのを思い出しました。

 

金を稼ごうとするのではなく、金を稼げる人間になれ。

女にモテようとするのではなく、女にモテる人間になれ。

集客しようとするのではなく、集客できる人間になれ。

人を魅了しようとするのではなく、魅力的な人間になれ。

 

 

小手先のテクニックでごまかすのではなく、

自分の人間性を磨いて、自分の人間力を上げる。

そして、人間の心を掴む。だからそれができるようになる。

 

 

自分を上げて、人生を進化させる。

 

これの根底になるのが、自分とのコミュニケーションではないでしょうか。

自分が何を感じ、考えているのかわかるから、

やるべきこともわかり、自分を進化させることもできます。

 

そして、自分がぶれない確固とした信念をもっているからこそ、

人を惹きつけることができるのです。

 

自分の内面からすべて現れるのです。

 

 

コピーでもそれと一緒。

 

 

自分の人間性が文章に現れる。

 

 

自分の内面のアウトプットがコピーなら、

自分の内面がしょぼかったら、腐っていたら

変なコピーしか生まれないじゃないですか、、、

 

 

 

だったら、コピーのスキルを上げるには、テクニックを必死に学ぶことではなく、

自分の人間力を上げていくことの方が大切でしょう。

 

いいコピーを書こうとするのではなく、いいコピーがかける人間になれ

 

 

なんか、この本を読んだときに、

ふとそう思ってしまったんですよね。

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