誰に、何を、どうやって、販売するのか?というマーケティング的視点
ところで、あなたははビジネスにおいて一番大切なことは、
何だと思いますか?
立派なオフィスを借りることですか?
投資家からお金を集めることですか?
立地でしょうか?
よい商品を開発することでしょうか?
集客でしょうか?
・・・・・
まあ、いろいろ思いついたと思いますが、
答えは簡単です。
商品を販売することです。
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ビジネスで一番大切なことは、商品を販売することです。
なぜならそれをしないと売り上げが立たないですし、利益が出ないからです。
(こんなことは言うまでもなくわかると思いますが)
利益が出なければ、事業として継続することができませんよね。
商品を開発することもできなければ、
人を雇うこともできませんし、
何より自分の生活もままならないので、ビジネスどころではありません。
なので、ビジネスをやる以上、その最大の目的は「利益を得ること」です。
それ以外の何物でもありません。
たまに、
「俺がビジネスをやっている目的は金じゃないぜ。世界を変えて人類を救うためだ」
とか言っている人がいますが、
例え、そのような高尚な目的を持ったとしても、
ビジネスの存続のためには、お金が必要です。
なので、どんな高尚なことをいったとしても、
「事業をやる以上は、利益を出す」
ということを目的にしなければならないのです。
それをしないで事業が破綻すれば、
あなたは勿論、そのビジネスのお客さんも困るのです。
そして、その利益をもたらされるのは、
しっかりと売り上げがたつからであり、
その売り上げは、お客さんがいるからこそ成り立つのです。
お客さんに商品を販売した結果として、売り上げがたって、利益が生まれる。
そしてその利益で事業の存続、拡大ができてより多くの人があなたのビジネスのお客さんとなってくれる。
という好循環が生まれます。
なので、ビジネスで一番大切なことは、商品を販売することなのです。
ビジネスをする際に、考えなければならないことがあります。
それが、
誰に:ターゲット顧客は誰か
何を:商品は何か、顧客に与える価値は何か
どのように:販売方法、提供方法、商品価値の伝え方
ということです。
あなたは、誰をターゲットにして、何を販売して、それをどんな方法で販売するのか
ということですね。
例えば、パーソナルジムならば、このようになるでしょう。
誰に:お金には余裕があって痩せたい人。
何を:個別のパーソナルトレーニング
どのように:チラシ、インターネット、
一番最初に決めることは、
「誰」をターゲットにするのか、決めることです。
ここを明確にしないと何を売るのか、決められません。
多くの人は、起業というと、まず何を売ろうか。
考えてしまうですが、それは勘違いです。
何を売ろうか。というのは、誰の後に来るものです。
商品というのは、それを欲しがる人がいるから成り立つものです。
人がいて、その人が何らかのニーズがあって、
その商品を買えば、それが満たされると考えているから購入するわけですね。
何を売ろうのか、ではなく、誰に売ろうかから考える必要があるのです。
「俺のビジネスは、誰のどんなニーズにこたえることができるのか?」
ということを最初に考える必要があります。
いくらあなたが画期的な商品アイデアを思い付いたとしても
それを欲しがる人がいなければ、売れないわけですからね。
だから、まず最初に誰を決めるのです。
「30代~40代の運動不足で肥満になってしまい、痩せたいと思っている人」
などと最初にターゲットを決めます。
そうすると、彼らのニーズに答えるための商品を売ればいいわけです。
今回の例で言えば、「痩せたい」というのが彼らのニーズですから、
・パーソナルジム
・ダイエットサプリメント
・情報商材
・本
・ダイエット器具
・・・等々色々売ることができますね。
しかし、これが多くの起業家が犯してしまいがちなように、
「俺は、パーソナルジムを売る」
と考えてしまったらどうでしょうか?
何を売るのか、固定してしまっている時点で、ダイエットしたい人の中でなおかつ、パーソナルジムに興味を持っている人という一部の市場しか狙えなくなってしまいますよね?
だから、ビジネスの基本として、「何を売るのか」ということを最初に決め手はならないのです。
ターゲットを決めた上、その人たちのニーズを解決できそうなものを
商品にして提供してあげること。これがビジネスです。