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自信がない人は一流になれる。トマス・チャモロ-プリミュージク

 2016/09/18 書評 この記事は約 6 分で読めます。

 

著者によると、

 

自信過剰な人は、自分が見えなくなって自分の実力が見えなくなるらしい。

だから、自信というのは時に弊害になる。

 

逆に、ネガティブな人。自信がない人は、自分のことを客観的に見て、

「自分の実力不足」を認識して、努力できるので、

成功するとのことです。

 

 

要は、自信と実力はまた別の物であり、

成功するためには、自信をつけることではなく、

自分の実力をつけなさい・・・ということです。

 

 

 

 

これ読んで思ったことですが、

 

問題なのは、自信過剰でも根拠のない自信ではなく、

メタ認知ができていないことではないでしょうか。

 

 

自信がある人は、自分の実力が見えなくなるというのが著者の主張ですが、

 

 

 

だったら、自分を客観視できていれば、自信があってもいいじゃん

 

 

ということになります。

 

 

自信が不要なものというのは、ありえません。

それは、自分のセルフイメージを高めてくれたり、

行動のモチベーションになります。

 

 

 

 

確かに、自信と実力はまったくの別物ですが、

自信にも効果がある以上、「根拠のない自信」が良くない

とは、一概に言えないと思います。

 

自信って普通にモチベーションになったり、しますからね。

 

 

問題は、自信のあるなしではなく、「メタ認知」ができないこと。

 

根拠のない自信が問題なわけではなく、

自分の能力、スキルを本来の実力以上だと錯覚してしまうことです。

そうすると努力を怠るため結果的に成功への道のりは、遠ざかります。

 

 

僕は、自信と自己向上は、両立できるものと考えています。

というのも、僕の場合は、行動するときは、セルフイメージを高めて、

自信過剰になります。

 

そして盛大に失敗した後は、ポジティブシンキングなどをして

自信を元に戻すということは、しません。

 

失敗をポジティブシンキングや妄想でごまかすのは、ただの逃げです。

失敗は、ただの行動した結果のフィードバックにすぎません。

 

それについてとやかくいったところで、何も変わらないのです。

 

 

僕は、失敗した後、意図的にセルフイメージを下げます。

 

 

自信過剰でとりあえず、行動して、盛大に失敗した後は、

 

僕は、

「自分の能力不足、未熟さがすべてを招いた」

と自分のセルフイメージを下げることをわざわざします。

 

そうすることによって、失敗から改善点が学べます。

そこをしっかりと対処して潰していけば、

自分のレベルというのは、どんどん上がっていきます。

 

それが、自分の実力を上げて、自信を上げることになり、

さらなるセルフイメージを高める結果になるのです。

 

 

僕の例で言えば、自信満々で

「あれだけ勉強したんだから、大丈夫」

といった様子でテストを受けて、

 

テストが終わって自己採点をすると、

思ったよりも結果が出ていないこともあります。

 

その時に、自分の実力を客観的に見て、

「やっぱり俺は、ダメだな・・・。もっと勉強することが沢山あるか」

と考えます。

 

 

失敗して悔しい思いをすると、

 

その時に、

「あいつに勝ちたい」

「成功して女性にモテたい」

 

という「虚栄心」も湧いてきます。

それも自分の行動へつなげられます。

 

はっきりいって、「虚栄心」は、最強です。

表に出さないことが前提条件ですが、

 

自己向上への大きなモチベーションとなるでしょう。

前向きな行動へとつながっていきます。

 

これを利用しない手は、ないと思います。

 

行動前:根拠のない自信を持つ

行動後:自分の失敗原因を分析し、セルフイメージを下げて、ネガティブな感情を呼び起こして、自己向上へつなげる

 

 

ということをしています。

 

 

こうすることによって、

 

セルフイメージだけが高い状態から、実力とセルフイメージが両立できる状態になります。

 

 

これが最強です。

 

 

追伸

ちなみに、ポジティブシンキングで鬱や自殺したりする人って

自分の実力と自信がかみ合っていない人が多いそうです。

 

行動した後に、自己改善をしないため、

著者のいう自分の実力が見えなくなっているため、

セルフイメージだけが高い状態になっている人は、

自信に反して、実績が出せないので苦しむことになります。

 

ポジティブシンキングが悪いのではないです。

 

問題は、失敗した後に、メタ認知ができないこと。

すべて自分の未熟さが招いたと思えない点にあるでしょう。

 

 

セルフイメージだけ高い人は、不幸になるでしょう。

 

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