会社員(サラリーマン)がコンフォートゾーンになって、抜け出せない人は滅茶苦茶多い。

大学生の頃は、
「俺は将来起業するぜ!」
「ビッグになる」
「ベンチャー企業で就職して経験を積んでから起業」
とか言っていた人たちも、就職して数年たつと、その考えは薄れてきます。
むしろ、「案外会社勤めも悪くないかもな」とか「会社勤めならば、ボーナスで100万円貰えるぜ!」などと今の自分の状況を肯定するようになります。
そういう人に、「お前、起業するって言っていたけどしないの?」と聞くと、「いや、まだそのタイミングじゃない」とか言いだします(笑)
往々にして、その手の人たちは、会社員であることに居心地の良さを感じているのです。つまり、会社員がコンフォートゾーン(※)なのです。
そこから抜け出そうとすると、強い拒絶感を感じるため、会社を辞めて、起業するという選択がもはや取れなくなっているのです。
(※コンフォートゾーン(楽な領域)は、ストレスや恐れ、不安を感じることがなく安心して過ごせる今の自分にとって心地よい状態の範囲のことです。)
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はっきり言って、サラリーマン(会社員)の人の多くは、コンフォートゾーンが会社の奴隷でいることになっています。
だから、会社を辞めることができないのです。
ちなみに、私は会社をクビになった後は、「アルバイト+起業」で生計を立てていました。これは、私のコンフォートゾーンがサラリーマン(会社員)ではなく、起業家だったからできたことです。
コンフォートゾーンがサラリーマン(会社員)の人は、会社を辞めたり、クビになったら、再び転職活動をして会社の奴隷に戻ろうとするでしょう。
しかし、私はそうはならなかった。
これは、私のコンフォートゾーンが起業家であり、会社の奴隷に戻ろうとすると大きな痛みを感じたからです。
正直な話、会社をクビになってから気が乗らないのに無理矢理面接へ行こうとしたこともありました。
しかし、不思議なことに、面接の日に限って朝起きられなかったり、面接へ行くよりも大切な用事が発生したり、面接へ行くのが急に怠くなったりしたのです(笑)
だから、就職はしなかったのです。
これは、私のコンフォートゾーンが行動を決めた一例です。
もし私のコンフォートゾーンがサラリーマン(会社員)ならば、こんなことにはならなかったでしょう。確実に今も会社に奴隷のようにこき使われていたでしょう。
多くの人が、「脱サラ」を望みつつも、結局会社員を続けてしまうのは、コンフォートゾーンが会社員だからです。「会社を辞めたい」と口で言いつつも、本音では、会社員を続けることが心地よいと感じているのです。
月収100万円稼いでいても、会社を辞められない人たち
また、副業で月収100万円とか稼いでいても、会社を辞めようとしない人は世の中に沢山います。
「安定した収入が欲しいから」
「今は、一時的に稼げているだけで、将来どうなるのかわからない」
「会社のノウハウや人脈を活かしたい」
彼らはそう言います。
しかし、結局のところ、こういう人たちもコンフォートゾーンが「サラリーマン(会社員)」なのです。
だから、サイドビジネスで本業以上の収入を稼いでいても、会社を辞めることができないのです。
コンフォートゾーンが「サラリーマン(会社員)」の人は、稼げていようが稼げていまいが、「サラリーマン(会社員)」から抜け出すことはできません。
これは断言します。
だから、本質的には、まず、コンフォートゾーンを「サラリーマン(会社員)」から「○○」に移すということが必要になってきます。
「○○」とは、将来のあなたのゴールです。
たぶん、会社の奴隷がゴールという人はあまりいないと思いますので、「会社の奴隷」以外の何かがここに入りますね。
例えば、私のゴールは、労働時間が短い起業家です。
細かく言えば、パソコン1台で仕事ができる。自分1人で仕事が完結する。働く時間や場所に囚われない。仕組み化して資産収入を得ている。年収2000万円。毎日が夏休み。遊びを仕事にする。
これを目標にして、コンフォートゾーンを設定しています。
この目標は、「サラリーマン(会社員)」をやっていても、絶対に達成できないですよね。
だから、私はコンフォートゾーンが「サラリーマン(会社員)」ではなく、起業家になったのです。コンフォートゾーンがずれると、行動も変わってきます。
「会社の奴隷」ではなく、起業家になるための行動を勝手にするようになるのです。
例えば、カーナビでも目的地を設定しないと、目的の場所にたどり着くことはできません。それと同様に、人生でも目的地を設定しないと、そこへたどり着くことはできないのです。
このように、まずゴールを設定することが大切になってきます。
「やる気が出ない」「会社を辞められない」・・・こういう人たちは、まずゴール設定して、コンフォートゾーンをずらすことから。
例えば、今あなたが会社勤めで、
「会社を辞めたいけど、やめられない。」
「サイドビジネスをやっているが、なかなかやる気がでなくて、行動できない。」
「起業家になりたいけど、行動できない」
このような状況の場合。
十中八九、あなたのコンフォートゾーンは「サラリーマン(会社員)」になっています。
「やる気が出ない、行動できない。」
これは、あなたのコンフォートゾーンが「サラリーマン(会社員)」であり、それを脱出するための行動に、大きな痛みを感じているからです。
だから、自分の人生を変えるための具体的な行動を起こすことができないのです。それ以外の何物でもありません。
そういう場合は、businessのノウハウを勉強したり、行動する前に、まずコンフォートゾーンをずらすことから始めるべきです。
コンフォートゾーンを「サラリーマン(会社員)」以外の「○○」に設定することで、「やる気が出ない、行動できない。」といった悩みはなくなります。
なぜなら、「脱サラ」がコンフォートゾーンになっていれば、脳がそこへ移動することに安心感を覚え、自動的にそこへ向こう行動をさせるからです。
行動することが、苦痛ではなくなります。モチベーションの問題で悩むことはなくなります。
「サラリーマン(会社員)」がコンフォートゾーンになっている人が、会社勤めを続けることに安心感を覚えて、自動的に会社員を続けることができるのと同様に、コンフォートゾーンが「脱サラ」の人は、「サラリーマン(会社員)」を辞めるための行動を自動的にできるのです。
人の行動というのは、単純に「コンフォートゾーン」の違いがもたらすものなのです。
だから、「脱サラ」を目指す人は、最初に「コンフォートゾーン」をサラリーマン以外の「何か」にずらすべきです。
【コンフォートゾーンのずらし方】
では、コンフォートゾーンはどうやってずらすことができるのかといいますと、それに関しては心理学者であり、コーチングの元祖である「ルー・タイス」の本を読むのが一番です。
今回のコンフォートゾーンをずらして成功するというのは、コーチングの世界の話です。
その具体的な方法論に関しては、素人の私がどうこう言うよりも、プロのコーチが書いた本を読んだ方が確実ですし、理解が深まります。
なので、おすすめの本を1冊ご紹介します。
ルー・タイスの「アファメーション」です。
ルー・タイスは、米国ではコーチングの祖として知られています。
★世界60カ国で延べ3300万人がプログラムで受講
★NASA、米国国防総省(陸軍、空軍、 海軍、海兵隊)を初めとした連邦政府諸機関が採用
★米国各州政府、全米の警察、刑務所、小学校や中学校、主な大学等が教育プログラムを採用
★北京オリンピックで8個の金メダルを獲得したマイケル・フェルプスを指導
★タイガー・ウッズが父から学んでいた
★フォーチュン500社の62%が採用
実際にこのような実績を出している「能力開発」の権威です。
彼が他の自己啓発屋と異なるのは、ルー・タイス自身が心理学者であり、彼のコーチング理論が認知心理学と脳科学に裏付けられているということです。
だから、これほどまでに圧倒的実績を出すことができるのです。
他の本を読んでも大して価値はないですが、ルー・タイスの本を読んで、コンフォートゾーンをずらしゴールを達成する方法を学べば、自分の人生を大きく変えることもできます。
つまり、この本は、2000円程度ですが、お金には換算できない価値があります。たった2000円で、自分が望む人生を送ることができるようになるのですから、読まない理由はありません。
実際に私自身も、この本を読みふけり、コンフォートゾーンを起業家に設定しました。
それ以前は、誘惑に負けてなかなか行動できなかったのですが、ゴールを設定し、コンフォートゾーンをずらしたことにより、自然と行動力が上がり、自分のゴールに近づいていると実感しています。
私としても、
「やる気が出ない、行動できない。」
こういう人は、ノウハウ以前の問題だと思っています。
まず、自分の人生を変えたいと本気で思っていない。
結局、何だかんだ「会社を辞めたい」とか「起業する」とか「自由になる」とかいっても、「サラリーマン(会社員)」であることに居心地の良さを感じてしまっている。
そして、現状維持をしている。ただ、それだけのことです。
コンフォートゾーンが「サラリーマン(会社員)」の人が、脱サラのために行動しようとしても、やる気がでなかったり、なぜかパフォーマンスが低かったりします。
これは、あなたを「脱サラ」させないようにしている現状維持から来る現象です。
はっきり言いますが、コンフォートゾーンが「サラリーマン(会社員)」である限り、絶対に「サラリーマン(会社員)」を辞めることはできないです。
仮にその人が月収100万円稼げたとしても、「将来が不安」とか「安定した収入を確保したい」とかいって、サラリーマンの立場に縋り付くのです。
だから、そういう人にこそ、この本を読んで、本気で自分の人生を変えるコミットをして欲しいと思っています。