恋愛至上主義 へのアンチテーゼ。恋愛を強制させられる風潮にうんざり(うざい)

なんでセックスしなきゃダメなの? 絶食系男子・こんどうようぢが語る恋愛への違和感:https://r25.jp/article/536491461699003360
「こんどうようぢ」好き。
自分のスタンスを明確にして、批判を恐れず堂々と主張できるのはかっこいい。
「恋愛が面倒」とか「恋しなくてもいい」みたいなことは、なぜかこの社会でタブーになっています。
しかし、「こんどうようぢ」のような影響力のあるイケメンが、これからもブレずに淡々と「恋愛至上主義」を否定し続ければ、
「恋しなきゃいけない」
「恋しないのは恥ずかしい」
「恋人がいない人間は寂しい」
みたいな気持ち悪い「恋愛至上主義」の風潮は変わっていくのではないでしょうか。
特に、最近では「恋愛」が手段ではなく、「目的」と化している人が沢山見受けられます。
好きな人と一緒にいるための手段ではなく、恋することそのものが「目的」になっているのです。
恋することが「目的」の人は、たいして好きでもない人でも、とりあえず付き合うと思いますが、それは割に合わないと思います。
好きな人と付き合うのであれば、損得で割り切れるものではないと思いますが、
たいして好きでもない人間に、「時間」や「お金」などのリソースをとられるのは、余程自分の人生に余裕がある人間しかできないのではないでしょうか。
私は昔、会社の先輩に
「お前は彼女欲しいとか思わないの?」
って聞かれた時に、
「いえ、今は生きるので精一杯です。」
って答えたら、何言ってんだこいつみたいな顔をされたことがあります。
いや、そのままの通りの意味なんですけどね。
私の場合は、ナンパ師時代に、
若いころ女遊びばっかりしていて、仕事(キャリア)の面はボロボロになっているおっさんナンパ師
を多数見てきたので、女遊びにリソースを割くことがいかに危険か身をもって知っていました。
いくら女性とセックスできても、40にもなって、低賃金のアルバイト生活や単純労働の派遣社員では、だいぶきついものがあります。
男の場合は、誰かに養ってもらうというわけにもいきませんから、自分の食い扶持は自分で稼ぐ必要があります。だから、最優先事項としては、「恋愛」よりも「仕事」です。
ですので、体力もある若いころは「仕事」や「勉強」を優先して、恋愛しないというのは本来は何もおかしいことではありません。
しかしながら、謎の恋愛至上主義とやらが、
「お前らもっと恋しろ。セックスしろ」
と若者に価値観を押し付けてきます。
とはいえ、これを真に受けると危険です。
人のリソースは有限です。
(時間、お金、体力)
これをどう使っていくかが、人の将来を決めます。
特に、世の中の大半の人間は、会社の奴隷生活からスタートすると思いますが、既にスタート地点からして、お金も時間もない人生が確約してしまっています。
そんな人生が面白くないのは当然で、世の中の大半の人は人生をつまらなそうにしています。
私も例外ではなく、社畜生活がつまらなくて仕方ありませんでした。
ですので、人生の最優先事項を「脱社畜」に掲げました。
その結果として、「恋愛」を犠牲にすることにしました。
そうでもしなければ、「一生社畜」で人生が終わると思ったからです。
前述の
「いえ、今は生きるので精一杯です。」
という発言は、まさにそのタイミングで出てきたものです。
本当は、「恋愛なんかしている暇がない」と言いたかったのですが、それを言うと、「お前はおかしい」と言われると思って、あえてこのような言い方をしました。
恋愛で人生を台無しにする人も多い
恋愛は人生を彩りをくれるものです。
しかし、これに嵌りすぎて、身を亡ぼす人間が後を絶たないのもまた事実です。
特に、
出来ちゃった結婚をした人
彼女の目が気になって、仕事辞められない病になっている人
恋愛ばかりして、キャリアがボロボロになっている人
奥さんを養わなければいけないから、会社を辞められない人
休日は恋人と過ごすので、自己投資する時間がない人
恋愛結婚したが、結局数年後にお金で揉めて離婚する人
など。
こんなものは、一例に過ぎないのですが、恋愛にはあらゆるリスクが含まれています。
私の中では、恋愛は「リスクの高い娯楽」ですね。
みんなさも当たり前かのように、恋愛していますが、時間やお金に余裕ある人間以外はやってはいけません。特に貧乏人は、先にお金を稼いだ方がいいでしょう。
ただでさえ、お金も時間もない人が、恋愛に嵌ると、人生プランが一気に崩れます。
恋愛したって、自分の人生は変えられないですからね。
恋愛するよりも、先に自分の人生を変革したほうがいい人は、沢山います。
恋愛至上主義という洗脳
私、恋愛至上主義は洗脳だと思っています。
・恋愛をさせて、お金を使わせたい。
・政治や経済に関心が行かないように、世の人間を恋愛に嵌らせたい。
私には権力者たちのこのような意図が見えます。
多くの人が恋愛にうつつを抜かせば抜かすほど、得をする人間によって、意図的に作られたのが「恋愛至上主義」だと思っています。
正直、恋愛小説やら恋愛映画やら、恋愛ソングやらどれも似たり寄ったりで、まったく面白くもないものが、なぜここまで流行しているのかと思っていましたが、その裏側には「自由恋愛」を広めて、得をしたい人達がいるのでしょう。
そもそも、少し前までは、「自由恋愛」なんてものはなく、「お見合い」が普通でした。
それが、なぜここ最近、異常なまでに「自由恋愛」などと騒がれるようになったのでしょうか。
一応、「お見合い」が廃れた理由としては、
個人情報が重要視される時代になったため、個人情報開示を避けるようになった。
などと世間では言われていますが、理由になっていませんね。
意味不明です。
少子高齢化や晩婚化の問題を解決するなら、旧来の「お見合い」文化の方がはるかにいいです。
それなのに、メリットの多い「お見合い」文化を取り払ってでも、マスメディアが「自由恋愛」をすすめるのは、大衆操作の一種なんだろうなと思っています。
実際に恋愛脳の人とかは、脳内お花畑になっている人が多いので、この目論見は十分に成功しているといえるでしょう。
そして、やっかいなことに恋愛至上主義者はまるでカルト宗教の信者かのように、自分の価値観を他人に押し付けてきます。
「恋しなきゃいけない」
「恋しないのは恥ずかしい」
「恋人がいない人間は寂しい」
こういう風潮は、本当に気持ち悪いので、「こんどうようぢ」のようなインフルエンサーにはもっと積極的に恋愛至上主義 へのアンチテーゼを唱えていってほしいと思います。
追伸
巷で言われているほど、恋愛って人生を変えないし、むしろ人生を破滅させる可能性すら孕んでいます。周りの変な風潮に流されて、したくもないのに、「恋愛しよう!」などと思わないことが大切ですね。
私の個人的意見ですが、恋愛ってするもの(Do)ではなく、なるもの(Be)だと思っています。自発的に恋愛しようと思ってするものではなく、好きな人と出会ってその人に恋している状態になるものです。
そういう意味でも、恋愛は周りに言われてやることではないと思っています。