セイレーンの歌にまどわされないでほしい。
日本という国は、かなり同調圧力が強いと思います。
いや、別に他の国に住んでいたことがあるわけではないので、
他の国と比較してとかそういうわけではないのですが、
歴史的にみても単一民族でやってきたのが日本です。
村社会と村八分という言葉ができるくらい、
日本では、「和」が重視されます。
少数派や異端者を潰したり、多数派の意見を押し付けたりする
文化は、日本には明らかにあると思います。
例えば、宗教。
僕は、キリスト教を信仰していますが、このようなことが周りに知られると、
「なぜキリスト教を信仰している?神なんていないだろ・・・」
とアホな連中が奇異な目で見てきます。
「別に人が何を信じていたとしてもそれでいいだろ・・・・」
と僕は思うのですが、無宗教 Or 仏教が大多数の日本人に
とっては、日本国内で1%しかいないクリスチャンに「異端」の目を
向けてくる人間も少なからずいるのです。
まあ、こんな例は一例にすぎませんが、
人がやらないようなことをしていると、
何かしら批難してくる日本人は多いです。
個人主義の欧米とは、異なり、日本では全体主義というか
集団主義の考えを持っている人が多い傾向にあると思います。
多数派に属することで安心感を得ていたい人のことですね。
こうなったら終わりだなと僕は感じます。
基本的に、自分の人生なんて自分で決めるべきです。
他人の意見なんてものは、ただ1つの可能性に過ぎないものであって
あくまで参考程度にとどめておくべきです。
それに同調していたら、周りに流されて何も達成することができずに
人生が終わります。
死ぬときに後悔すること25
1 健康を大切にしなかったこと
2 たばこを止めなかったこと
3 生前の意思を示さなかったこと
4 治療の意味を見失ってしまったこと
5 自分のやりたいことをやらなかったこと
6 夢をかなえられなかったこと
7 悪事に手を染めたこと
8 感情に振り回された一生を過ごしたこと
9 他人に優しくなかったこと
10 自分が一番と信じて疑わなかったこと
11 遺産をどうするかを決めなかったこと
12 自分の葬儀を考えなかったこと
13 故郷に帰らなかったこと
14 美味しいものを食べておかなかったこと
15 仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
16 行きたい場所に旅行しなかったこと
17 会いたい人に会っておかなかったこと
18 記憶に残る恋愛をしなかったこと
19 結婚をしなかったこと
20 子供を育てなかったこと
21 子供を結婚させなかったこと
22 自分の生きた証を残さなかったこと
23 生と死の問題を乗り越えられなかったこと
24 神仏の教えを知らなかったこと
25 愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと『死ぬときに後悔すること25』より抜萃
大津秀一(緩和医療医=終末期医療の実践医)著
発行:致知出版社
たぶん、他人に合わせて生きてきた人が死ぬときに
後悔するのだと思います。
好意を持って幸福を追求する
ジョン・スチュアート・ミルは、こう述べました。
自由の名に値する唯一の自由は、われわれが他人の幸福を奪い取ろうとせず、また幸福を得ようとする他人の努力を阻害しようとしないかぎり、われわれは自分自身の幸福を自分自身の方法において追求する自由がある。
つまり、各人において社会に悪影響を与えたり、
モラルを破壊するようなこと、他者を陥れるようなことを
しない限り、幸福を自分自身で追及する自由があるということです。
自分が自由になったり、幸福になることを恐れている人がたまにいますが、
そのようなことを気にする必要はないのです。
他者の幸福を奪ったり、彼らの努力を邪魔するわけでもないかぎり、
「同調圧力」などに従う必要はないのです。
この限りにおいて、自分自身の道を貫いていいのです。
詐欺や強盗、レイプなどは、既に他者の幸福を奪う行為ですので、
そのような事を、自分自身の幸福への道と称して実行しては
いけませんが、社会的に何も問題がなければ、自由に幸福を追求していいのです。
あなたを邪魔するセイレーン
とはいっても、多くの人にとって一番、目標達成を困難にしている原因は、
人間ではないでしょうか?
彼らが余計な事をいってくるから、あなたの思考やセルフイメージが
おかしな方向へ行ってしまうのです。
ギリシャ神話には、セイレーンという生物が存在します。
セイレーン(古希: Σειρήν, Seirēn)は、ギリシア神話に登場する海の怪物である[1]。複数形はセイレーネス(古希: Σειρῆνες, Seirēnes)。上半身が人間の女性で、下半身は鳥の姿とされるが後世には魚の姿をしているとされた[2]。海の航路上の岩礁から美しい歌声で航行中の人を惑わし、遭難や難破に遭わせる。歌声に魅惑されて挙げ句セイレーンに喰い殺された船人たちの骨は、島に山をなしたという[1]。
こちらより
セイレーンとは、船にのっている人間に対して、美しい歌声で惑わせて
船を難波させる海の怪物です。人の目的を邪魔する存在です。
人間というのは、面白いものであなたの成功を促進してくれる
メンターのような人間もいれば、逆にそれを阻害してくる
セイレーンのような人間もいます。
大切なことは、自分の目的を邪魔してくるセイレーンにまどわされない
ということです。美しい歌声に惑わされないということです。
多数派から抜け出して、少数派になると
「そんなことしておかしいぞお前は。」
「最近付き合い悪い」
「何変なことしてんだよ」
「お前は間違ってる」
などと色々なセイレーンの歌声が聞こえてきます。
時には、こういった声を聞くことで、
間違っているのは自分の方なのかもしれない・・・
と思うかもしれません。
しかし、そんなことに惑わされてはなりません。
なぜなら、人は未知のものを恐れる生き物だからです。
自分と違うということが非常におそろしいのです。
だから、あなたの周りの人間は、「恐怖因子」であるあなたを
同調させて、
未知⇒既知
のものにして「恐怖」から脱したいのです。
それくらい、違うということ、理解できないということは、恐ろしいことなのです。
だから、ある意味少数派が批判されるのは、
当たり前だと言えるでしょう。
それを理解した上で、僕たちは少数派の道に進みつつ、
セイレーンの歌に惑わされないようにして生きていく必要があります。