日本でブラック企業が多い原因は、マーケティングができていないから。
なぜ日本にはこんなに、ブラック企業が多いのか?
ずっと、そのように考えていたのですが、
やはり結論として、
「その会社が儲かっていない」
ことが原因だと思いました。
儲かっていない=余裕がない
だからこそ、社員から搾取せざるを得ないのだろう・・・
では、なぜ儲かっていないのかというと、
それは、マーケティングができていないからです。
マーケティングができていないから儲からないのです。
セルジオジーマンによると、
マーケティングとは、できるだけ多くの人に、高い値段で、高い頻度で商品を買ってもらうこと
だそうです。
そう考えると、儲かっていない会社というのは、
これが出来ていない。
安売りをしている会社。
集客を仕組化できていない会社。
アップセル、バックエンドが用意できていない
顧客をぞんざいに扱う
などの特徴があることがわかります。
安売りは、馬鹿でもできる
ダン・ケネディ
商品が売れないからといって、やってしまいがちな方法が
「値下げ」することです。
値段を下げれば、商品が売れると思っています。
が、結局のところ他の会社も値下げをするので、
低価格勝負になってしまい、まったく利益が出ません。
だから大量に数を捌くしかなく、薄利多売になってしまいます。
この代表例が牛丼チェーン店。
吉野家、松屋、すき屋。
消費者からすれば、どこもあまり変わりがなく、
純粋に値段が安いところへいきます。
だから会社も人件費を抑え、少しでも利益を上げようとする。
それゆえ、ブラックになります。
まず、商品にはUSPがないと。
その会社が売っている商品に、付加価値がないと
基本的には、価格競争に巻き込まれます。
だからこそ、営業マンを大量に雇うということが
必要になってきます。
USPのある商品なら、お客さんが自分で選んで買ってくれますけど、USPもない平凡な商品なんて、こっちからガンガンいかないとわざわざ選んで買ってくれないですからね。。。
付加価値がないコモディティ化した商品を買ってもらうわけだから、
「接待」とか「付き合い」とか「人脈」とか
よくわからない理由で、売り込んでいかないといけないわけです。
値下げしまくって、安売りして、代わりが利くコモディティ商品を営業マンの個人的魅力で売り込んで、薄利多売、社員から搾取。
コモディティ化した商品を売っているから、利益が出ないんです。
「他社より1円でも高ければ、お知らせください。最安値になるよう値引きします」
とか言っている会社は、スーパーブラックですよ(笑)
「商品売って利益でなかったら、どこで利益出すんですか?」
っていう話です。
もちろん、「人」からです。
何が悲しくてこんなことしなきゃいけないのか、
と言えば、
やっぱりそれは、マーケティングができていないからであって、
もっと言えば、その会社の上の人間が無能であるということ。
だからブラック企業って上の人間が無能なんです。単に、マーケティングができていないだけですよ。
商品に、付加価値を付けられないんです。
値下げをするしかないんです。
ビジネスに戦略がないんです。
ブラック企業を見分ける方法は、実は結構簡単です。
・その会社のマーケティングはどうなっているのか?
・その会社の主力商品に、USPはあるのか?
などを分析していけば、直ぐにわかりますよ。
今時、個人の営業力頼みで商品売ってるなんて時代遅れですよ。
そんなのマーケティングじゃないですからね。
今は、ネットで検索して、価格ドットコムとかアマゾンとか
色々見て商品買う時代です。
まず、
情報を検索する
↓
商品認知
↓
口コミ、ベネフィットを見る
↓
他社商品、サービスと比較
↓
購入検討
↓
購入
っていう流れですよ。
これを想定したうえで、自社の商品を購入してもらうが、
現在のインターネットマーケティングです。
これだけ価値観が多様化した現代では、お客さんを見つけるよりも、あっちから来てもらったほうが効率がいいんです。
まあ、ブラック企業はこんなことも理解できないから、ブラックなんでしょうけど。