30歳以上の奴らのいう事なんて信用するな!”Don’t trust over thirty.”

「30歳以上の奴らのいう事なんて信用するな!”Don’t trust over thirty.”」
スティーブ・ジョブズがこの言葉を言っていて、
「どういう意味だろうか?」と気になりました。
調べたのですが、元々は、ヒッピー文化やロックミュージックの世界で言われている言葉らしいです。
私は、最初この言葉を聞いたときは、
「いくらなんでも極端なんじゃないのか?」
と思いました。
しかし、今は「とても価値のある言葉」だと思っています。
先人のアドバイスも有用ではあるが、時に弊害となるケースも存在します。
例えば、キャリアや起業。
これらは、時代や文化の影響を受けやすく、先人の「成功法則」が当てはまらない場合が多々あります。
・とりあえず3年勤めろ
・転職は35歳まで
・まずは就職してから起業しろ
・大企業に勤めろ
・英語力と会計を身につければ、給料は上がる。
・今、起業するならプログラミングを学べ
特に、巷で言われている、
このような具体的なアドバイスは、既に時代遅れのものとなっています。
「すぐに役に立つものは、すぐに役に立たなくなる」
という小泉信三の言葉がありますが、
まさしくこれらのアドバイスは、すぐに役に立つ代わりに、すぐに役に立たなくなると言えるのではないでしょうか。
これらのアドバイスが言われ始めた当初は、かなり有用なものだったのでしょうが、これからの未来は生きる私たちにとっては、昔の教訓でしかないです。
具体的なものは、すぐに使えなくなる定めにあります。
残念なことに、いまだにこのような時代遅れのアドバイスをする人も巷には沢山います。
そして、そういう人は例外なく30歳以上で既存社会の価値観で成功した人間です。
彼らからしてみれば、悪気はないのでしょうが、これからの時代を生きる若者にとってはすでに過去の産物です。
人間関係や学問のアドバイスには不変性があるので、先人の意見を参考にした方がいいと思います。
しかし、キャリアや起業に関しては、時代や文化の影響を強く受けるので、あまり先人の意見を参考にしない方がいいと思います。
特に、人工知能やITが今後の「働き方」や「生き方」を180度変えてしまうポテンシャルを秘めていることは、老人よりも若者の方が敏感に感じ取っているでしょうし。
これからの時代は、個性やクリエイティブを発揮することがより重視される時代になるでしょうね。
AIではなく、人間だからできる「アート」に価値が宿る時代です。
自分を表現するツールはそろっているのですから、「自分のアートを世間がどう評価するのか?」で階級が決まる社会が到来するでしょう。
資産とか、いい会社とか、いい大学とか、で階級や社会的地位が決まる時代はもう終わる。
私にはそれが見える。