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Fuck you !! ぶち殺すぞこの野郎 !! 勝たなきゃゴミだ。

 2018/03/27 日々思ったこと 特集記事 この記事は約 9 分で読めます。

 

既に視聴済みだと思いますが、念のためこれをもう一度見てください。

Fuck you!!

ぶち殺すぞ、この野郎!!

質問したら返ってくるのが当たり前か!!  あぁん?

お前たちは皆まるで幼児のように、

この世を自分中心に、求めれば周りが右往左往して世話を焼いてくれる。

臆面もなくまだそんな風に考えてやがる。

甘えるな!! 

世間はお前らのお母さんではない!! 

お前らはシャバで甘えに甘え、負けに負けて、ここにいる折り紙付きのクズだ!! 

クズには元来権利など何もない!! 

胸の中でも、外でもだ。

それはお前たちが負け続けてきたからだ。

他に理由は一切無い。

お前らが今なすべき事はただ勝つこと、

勝つことだ!! 

勝ったらいいな・・・じゃない、勝たなきゃダメなんだ!! 

勝ちもせずに生きようとする事がそもそも論外なんだ!! 

今宵はクズを集めた最終戦。

ここでまた負けるような奴、そんな奴の運命など俺はもう知らん。

本当に知らん。そんな奴はもうどうでもいい。

勝つ事がすべてだ!!  勝たなきゃゴミだ!! 

 

 

有名な利根川のスピーチです。原作も好きですが、香川照之さんがはまり役すぎて、個人的には映画版が一番好きです。

若い事は、ただ過激な物言いを面白がって聞いていただけなのですが、年を重ねるとこの言葉が重くのしかかります。

 

 

利根川の「勝たなきゃゴミだ!! 」は正論だった。

 

高校までは、勉強ができる=勝ち

高校までは、勉強で勝ち負けが決まります。高校生までは、勉強ができる奴が周りから、一目置かれます。なぜなら勉強ができる=進学できる大学の選択肢が増えるからです。

偏差値が40の人と偏差値が70の人では、進学できる大学のレベルが違うのです。

明確なヒエラルキーがそこにあります。どうあがいてもこの差を覆すことはできません。大半の高校生にとって、出口は大学進学です。

「良い大学に行ける=勝ち組」の意識が少なからず、彼らの中にはあります。容姿が優れていようと、スポーツができようと、勉強ができなければ、負け組のレッテルを貼られます。

勉強ができない人の中には、

「あいつは勉強できるけど、ダサいしモテない」
「勉強はできても、スポーツは全然ダメじゃん(笑)」
「勉強はできるけど、顔キモい」

と言って、勉強ができる人間に対してマウントを取ろうとする人もいます。

これは、彼らが勉強ができる人に対して、コンプレックス、劣等感を感じている証拠です。勉強というフィールドで負けているから、別の分野で勝とうとする。その意識の表れです。

でも、高校生の中では、「良い大学に行ける=勝ち組」なので、たとえ勉強以外の別の分野で勝ったとしてもあまり意味がないことです。

教師も周りの人間も親もそれを認めはしないでしょうし、自分で勝ち組だと思っていても、周りからは負け組扱いされます。

真面目な人間は、ひたすら勉強を頑張っていれば、勝てるのが高校時代です。

 

 

大学からは、明確な勝ち負けが見えなくなる

 

ところが、大学へ進学すると状況は一変します。

それまで「勉強できる=勝ち」だった意識はどこかに消え去ります。

大学には、色んな人間がいて、みんな色んな事をしています。

 

・講義をさぼりまくって、アルバイトばかりしている人
・毎日、飲み歩いている人、ギャンブルしている人
・難関資格を目指して、毎日勉強している人
・複数のサークルに参加して、遊びまくっている人
・ベンチャー企業のインターンに参加している人
・語学を勉強して、海外留学する人
・自分でビジネスを始める人
・親のお金で遊んでいる人
・夜の仕事で大金を稼ぐ人
・CAやアナウンサーになることを目指し、スクールに通っている人
・ナンパばかりしている人
・1年生から就活して、大企業に入社することに全力かけている人
・ひたすら読書している人
・世界一周、全国一周している人
・体育会系の部活に所属している人
・自宅でネットばかりしている人
・趣味に嵌っている人

 

と、とにかくたくさんの人がいるわけです。

 

私もそうでしたが、高校まで勉強を頑張ってきた真面目な人は、

大学へ進学すると、「何を頑張ったらいいかわからない」という状態になりがちです。

これをしたら、勝ちというのがなくなり、「自分の好きな事、得意な事、やりたい事を頑張ったらいいじゃん」という風潮になります。

 

それが分からない人は、「何も頑張らない」という選択肢を取ります。しかし、それこそが負け組ルートへの入り口になるのです。

 

 

何も頑張ったことがない人間には、市場価値がない

 

・勉強も頑張らなかった。
・大学では何もしなかった。

 

そういう人間が、学生という身分を抜け出し、社会に出ると、待っているのは残酷な現実です。誰にでもできる仕事、代わりが効く低賃金の仕事をするはめになります。

転職しようとしても市場価値がないので、同じく低賃金の仕事しかできませんし、独立しようとしてもスキルもないので、うまくいかない。

社会からは、「何も頑張ったことがないおまえには価値がない」と評価されているので、悲惨な運命をたどります。

 

 

実は、社会に出てからは、もう一度頑張る機会が与えられる

 

しかし、別にここで悲観する必要はありません。

ありがたいことに、大学まで何も頑張らなかった人間に対して、社会は厳しい現実を見せますが、もう一度頑張る機会を与えてくれます。

 

「自分の生き方」は自分で決めていいよ(けれど自己責任で!)

ということを教えてくれるのです。

 

学生のときは、周りの大人から守られていたかもしれません。しかし、大人になると、周りの大人はあなたを守ってくれなくなります。

その代わり、「あなたの人生はあなたが決めていいよ」という選択肢を得ることができます。

 

・就職するのも、ニートするのも、起業するのも、すべて自由。

・会社辞めるのも、続けるのも自由

・どこの企業へ入るのも自由

・アウトローな事をしても自由(その代わり、刑務所行きだけどね)

・空いた時間で何してもいいよ

・生きるのも死ぬのも自由だよ

・何食べてもいいよ

・誰と結婚してもいいよ

・海外へ移住してもいいよ

・ちゃんと税金納めてくれれば、お金の使い方は自由

 

いきなり広大な海に放り込まれるような感じですが、学生の時とは比べものにならないほど自由になります。

そして、自由を得る代わりに、責任を負います。

何をしても自由だが、同時に自分の行動の結果に責任を負わなければいけない。

大人になると、自由と責任は表裏一体という言葉の意味が理解できるようになります。

 

 

自由という名の不自由。大抵の人は、自分の道を自分で決められない

 

大人になって、自分の生き方を自分で決められるようになっても、たいていの人は、行動しようとしません。その理由は、自由すぎるからです。選択肢が多すぎて、自分にとって何がベストなのか、決められないのです。

だから、たいていの人は、周りに流されるし、自分より凄そうな誰かに「道」を示してほしい。

 

「やりたい事?そんなことないよ。誰か俺のやるべき事を教えてくれよ」

 

9割の大人は、こんな感じです。そして、何を頑張るわけでもなく、そのまま年老いて死んでいくのです。

 

一生迷ってろ!そして失い続けるんだ…貴重な機会を

利根川幸雄

 

 

何かを頑張って、何かで勝たないと「ゴミ」になる

 

大人になると、「決められた土俵」で戦う必要はなくなります。世界は、広く様々なフィールドがあるので、自分が勝てる場所で戦えばいいのです。

営業が苦手なら、ほかのことで勝負すればいいのです。コミュニケーション能力がない人ならば、別のスキルを磨けばいいのです。

そうやって、自分が勝てそうな土俵で勝利して、社会の中の自分の居場所を見つける。それが「社会人」です。

何も考えずに、ただ働いているだけの人を「社会人」とはいいません。

勿論、「社会人」になるかどうかも自由なのですが、「社会人」にならなかった場合は、社会はその人をクズ扱いします。

 

・何も頑張っていない
・甘えるな
・ただの口だけ人間
・お前の代わりは誰でもいる
・人として魅力がない

このように、負け続けた人間に対して冷酷な評価を受けます。

 

例えば、

35歳 無職
高卒(大学中退)
童貞(アニメが大好きでネットで女叩きしている)
中退後は、アルバイトを転々としてフリーター
金稼ぐために、ギャンブルに嵌って借金300万円
アルバイト先でいじめられ、精神的に病んで退職
生活保護を受給中

こんな負け続けたスペックの男がいたら、あなたはどう感じるでしょうか?

 

 

30になろうと40になろうと奴らは言い続ける…
自分の人生の本番はまだ先なんだと…!
「本当のオレ」を使ってないから今はこの程度なのだと…
そう飽きず 言い続け 結局は老い…死ぬっ…!
その間際 いやでも気が付くだろう…
今まで生きてきた全てが丸ごと「本物」だったことを…!

利根川幸雄

 

 

 

 

あなたの事を言っているんですよ?

 

ここまで読んできて、あなたは、「別に俺には関係ねえし」と思われているかもしれません。しかし、今回の話は、「カイジ」に登場するクズだけにあてはまることではありません。

コモディティ人材の人間すべてにあてはまる話なんですよ。

例え、あなたがいくら頑張っていたとしても、

自分の強みを活かして、勝っていなければ、
ある特定の市場に価値があると評価されていなければ、
「君は何ができるの?」という質問に答えられなければ、

ただのコモディティ人材なんですよ。

 

何かを頑張って、自分の得意分野を作らなければ、ただのどこにでもいる人材じゃないですか。

そういう人が、今普通に仕事できて、安定した生活を送れているのは、ただの偶然ですよ。もしあなたに、自分の強みがなければ、あなたの代わりに、「カイジ」に出てくるクズでもいいわけですし。

 

コモディティなのに、「今、自分がここにいるのはただの偶然に過ぎない、俺はクズと何も変わりがない」と自覚できない人は、もうダメだと思います。たぶん、そのまま何も努力することなく、死んでいくんでしょう。

 

 

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