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あなたの製品を必要な人なんて誰もいません。これ理解してる?

 2017/02/17 マーケティング この記事は約 6 分で読めます。

 

「俺の製品を必要な人なんて誰もいない」

と理解できた瞬間に、
あなたは真のマーケッターになることができます。

 

どういうことなんじゃ・・・って話なんですが、

あなたのお客さんは、その商品が必要だから買うのではなく、欲しいから買うということです。
だいだい、物理的に考えれば、人なんて食って、寝れば生きていけます。

生きていくのに必要なのは、「食料」だけです。
裸でも住む家がなくても、食べれば生きていくことができます。

 

つまり、食べ物以外の物は、生きていくのに、必要ではないということ。
それでも人は、食べ物以外に、ファッションだったり、ゲームだったり、遊びだったり、旅行だったり、風俗だったり、様々なものにお金を使いますね。

これらは、別に必要だからではなく、「欲しい」からお金を使ったというわけです。

 

分かりますか? 必要じゃない、それが欲しいからお金を使った。
欲しいという欲求は、自分の人生をもっと向上させたい!という
「生存能力を高めたい」という潜在的な感情により湧いて出てきます。

 

この世のほとんどの商品、サービスは、必要だからではなく、欲しいから買われている

ということです。

例えば、僕の例で言えば、最近、ダンベルやプロテイン、BCAAを購入しています。
しかし、これらは必要だから購入したのではなく、「欲しい」から購入したのです。

 

 

じゃあ、その「欲しい」って何なのかというと、やっぱり商品、サービスを購入した結果(ベネフィット)が欲しいからですね。僕は、ダンベルやプロテインが欲しいわけではなく、筋肉質な体が欲しいのです。

 

冷静に考えてみれば、筋肉質でなくても生きていけるのですが、なぜそれが欲しいのかというと、「そっちのほうがモテるだろ・・・」と僕が思っているからです。つまり、自分にとってみれば、もう少し良い生活が送れそうだ・・・と感じているためです。

「獲得」本能から生まれた欲求が引き起こした行動だと思います。

 

大金を払いやすいのは? 必要 VS 欲しい

 

必要だから買うもの

欲しいから買うもの

 

人が大金を払うのは、欲しいものです。必要なものよりも「欲しいもの」にお金を払います。それは、何でかというと、「必要」より「欲しい」の方がモチベーションが高いからですね。必要なものは、必要最小限のお金しか払いたくないですが、欲しいものは、自分の欲求を満たすまでお金を払い続けます。

衣服に使うお金は、しまむらやスーパーで購入して最小に抑えつつも、大量のアニメグッズにお金をつぎ込むオタクとかを見ていれば、それはわかることだと思います。

 

 

「欲しい」は植え付けることができる

 

僕は今まで肉体改造なんてまったく興味がなかったのですが、
先日、1年半アメリカに留学して最近日本に帰ってきた友人に会いました。

彼は、日本に行く前は、身長:185㎝ 体重:63Kg だったそうですが、
今は、体重が74㎏になっていて、かなりマッチョになっていました。

僕が「どうした?アメリカで何してた」と聞くと、

 

彼は、

「いや、あっちではヒョロヒョロだとモテないし、野郎からも舐められるから鍛えた。体変わると、自分のメンタルも周りからの評判も大きく変わるよ。だからお前も鍛えた方がいいぜ」

と答えました。

それを聞いて僕は、肉体改造(バルクアップ)に興味を持ち始めたのです。

僕も痩せ型の体型なので、それを改善したいと思うようになったのです。

 

で、それからですね。ダンベルとかプロテインとか筋トレ本とか、サプリとかベンチとか購入するようになりました。

それまでは、まったく欲しいとも思わなかった商品ですが、
肉体改造(バルクアップ)に興味を持ち始めた瞬間にお金をつぎ込むようになりました。

 

このことから何が言えるのか、というと

「欲しい」は植え付けることができるということです。

 

・友達が持っていたとか

・誰かがお勧めと言っていた

・TVで話題とか

・便利な機能があるとか

・費用対効果が高いとか

・すぐに効果があるとか

 

そういったちょっとしたことで、人って「あ、それ欲しいな」と思うようになるのです。

元々、必要だから買うものなんてほとんどありません。

みんな欲しいから購入しているのです。

 

その「欲しい」っていうのも、どっかから、植え付けられたものです。

生まれてから自分で瞑想して思いついたことではないのです。

 

我々は、周りからの影響を受けて、「欲しい」と思うようになる

 

ということです。

TVで話題とか、メンターが進めているとか、広告を見て自分の目標達成に役立ちそうと認識したとか、友達が持っているとか、そういう些細なことで「欲しい」と思うようになります。

 

だから、人間の「欲しい」という感情を作りだすことも十分に可能なのです。

この「欲しい」って感情を意図的に作り出すことをしているのが、マーケッターであり、コピーライターですね。

彼らは、そのマーケティング、コピーライティングというスキルを使い、

人の欲求を意のままにして、商品、サービスを売ることができます。

 

もし、あなたがこのスキルを手に入れたら・・・

 

人の「欲しい」を作りだすことができます。

そして彼らから「お金」を受け取ることができます。

お金が欲しくなったら、わざわざ時給でアルバイトをする必要もなく、ただ「欲しい」という感情を植え付ける作業をするだけでいいのです。

それさえできれば、あとは、欲しがっている人に商品を提供するだけです。そして彼らからお金を受け取るだけです。

 

「欲しい」⇒「購入」

という一連の作業を意図的に作り出すスキル。

それがマーケティングであり、コピーライティングなのです。

 

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