立花岳志さんの「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくるは、良本【書評】

こんにちは、プロネオニートのタイキです。
先日、立花岳志さんの新刊「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」を読みました。
結論から言うと、
「ブログを軸にビジネスして、個人で食っていきたい人は絶対読むべき!」と感じました。
というわけで、さっそく書評を書いていきますね。
Contents
【書評】立花岳志さんの「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる
立花岳志さんって何者?
立花岳志(たちばな・たけし)
プロフェッショナルブロガー、作家。
1969年東京都生まれ。
年間1000万PVを誇るブログ 「No Second Life」主宰。
会社員の傍ら始めたブログが人気を博し、41歳で「ブロガー」として独立。
ブログを中核にした個人の情報発信で、出版、広告、セミナー運営、企業研修、コンサルなど幅広い分野で活躍中。
また、自身の度重なる燃え尽き体験から、岡部明美氏に師事し実践的心理療法を学び、2015年より心理カウンセラーとしても活動している。
2014年6月には株式会社ツナゲルを設立し、代表取締役兼CEOに就任。
現在、六本木と鎌倉とのデュアルライフを送るなど、情報発信を通じて自由に豊かに生きるライフスタイルを自ら体現している。
著書に『やせる「仕組み」で人生を劇的に変える iPhoneダイエット』(サンマーク出版)、『ノマドワーカーという生き方』(東洋経済新報社)、『サラリーマンだけが知らない 好きなことだけして食っていくための29の方法』(大和書房)などがある。「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくるより
実は、私は「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくるを読んで、立花岳志さんを知りました。ですので、あまり詳しいわけではありません。
著書を読む限りは、元々肥満だった自分のダイエット体験記をブログ(No Second Life)に書いたら、人気が出て、プロブロガーとしてデビュー。
その後は、出版で知名度が上がり、年間1000万PVを誇る巨大メディアを持つようになったとのこと。
立花岳志さんから何を学べるのか?
私が、本を読む前に必ず考えることが、「この本の著者から何を学べるのか?」という事です。
何も考えずに、本を読むより、「この本を読んで○○を学ぶ」と決めてから本を読んだ方が、内容もより理解できて、頭に残るからです。
さて、今回、私は「立花岳志さんからは何を学べるのか?」と考えた結果、
・ブログにおける情報発信方法
・ブログを軸にしたビジネス構築方法
・ブランディング
の3つです。
年間1000万PVというアクセス数に関しては、知名度や運の要素も絡んでくるのは、一旦わきに置きました。(それと私は、PVを増やして稼ぐビジネスモデルじゃないので)
ですので、「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくるを読んで、立花岳志さんから学ぶべきことは、この3つだと私は思いました。
それを踏まえて私は、本を読みました。
【書評】「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる
この本を読んで、特に重要だな・・・と思ったことについてまとめていきますね。
※以下すべて「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくるから引用
みんな情報発信しなさすぎ!
情報革命によって、僕たちは、誰もが全世界に向けて情報を発信することができるようになったのです。
(中略)
情報革命まっただ中の今、個人で情報発信をしている人の比率は、1万人に1人ぐらいのイメージ。
つまり、情報革命が起こったにも関わらず、0.01%ぐらいの人しか情報発信をしていないというのが僕が持っている個人的な感覚です。残りの99.99%の人は、相変わらず情報発信をしていないと僕は思っています。
ほんと、これ!
私は、ナンパしたり、大学の後輩と飲みに行ったりするので、結構、20歳前後の若い子と絡む機会が多いんですが、今の若い子ってITリテラシーかなり低いですよ。
みんなスマホばっかり使ってパソコンを使わないんです。「PC持っていません。スマホで十分でしょ?」っ感じ。
私は働いていないので、「何して稼いでいるんですか?」と若者たちからよく聞かれるんですが、「アフィリエイトやってるよ」と言うと、「え、アフィリエイトって何ですか?」ってだいたい返ってきます(笑)
「ブログで稼ごう!」
「アフィリエイトで月収100万円」
「コピーライティングで独立」
とかそんなことで盛り上がっているのは、一部の少数派の人たちだけです。マジで大多数の人は、ITリテラシーにかなり疎いですよ。(アフィリエイトって何?イケダハヤトって誰?総理大臣?ってのが大多数の知識レベル)
ブログ作れるなら、その時点でITリテラシーは、全日本人のトップ30%ぐらいには入ってると思いますよ。
そんな状態なんで、ブログ作って記事書ける人は少数派です。
しかもブログ書いている人でも、しっかり情報発信できる人はほんと少ない!(それこそブログやっている人のうちの20%ぐらいじゃないですか。つまり、日本人のうち上位5%ぐらい。)
みんな日記みたいなどうでもいいことばかり書いている。(今日の晩御飯とか、めっちゃどうでもいい。誰もお前の夕食に興味ねーよ)
情報発信というのは、自分が持っている価値を他人に提供することを意味します。
これを記憶に刻んでおいてください。
ブログをやるとなると、集客は基本的に検索エンジン経由になると思います。では、検索をしてあなたのブログにたどり着いた人は、何を求めているのか?
もちろん情報です。情報が欲しいから人は、検索するのです。
もし検索した人があなたのブログを見て、「今日の俺の晩御飯!」みたいな記事を読んだからどう感じるでしょうか?
「興味ねーよ。ページ閉じるか」で終わりですね。ブログで情報発信するということは、検索してきたユーザーのニーズに沿った記事を書くということです。つまり、価値ある情報を提供するということです。
立花さんの言うように、まともな情報発信している人は、日本人の中でもかなり少ないと思います。
ほとんどの人がまだやっていない今だからこそ、先行者利益があります。やれば絶対に成功するのですから、やらない手はないでしょう。もしかしたら、あと数年後くらいには、多くの人が情報発信者が持つすごい力を知り、ほとんどの人が情報発信をするようになるかもしれません。そうなったとしたら先行者利益はありません。やるなら今です。
立花さんもおっしゃっていますが、今は先行者利益が見込めると思います。
ブログやメルマガのポテンシャルに気が付いている日本人はまだ少数派です。
情報発信する媒体は、ブログがおすすめ!
情報発信する媒体は、いろいろありますが、ブログがおすすめです。
その理由は、
ブログ記事はたとえ書いてから時間がたっても、それが多くの人が知りたい情報である限り、検索エンジンサービスを経由して読まれ続けるため、記事数が増えれば増えるほど多くの人に読まれる「ストック型」メディアと位置づけられています。
からです。
めっちゃ分かります。外で言ったらバカにされそうなんですが、私の人生の最優先事項は、「ブログ」です。
「これブログのネタにできないかな?」と思いながら、日常生活を送っていますし、暇さえあれば、ブログ書いています。その理由は、資産になるからですね。
社畜の場合は、会社休むと給料もらえないですが、ブログの場合は、記事書くの休んでも過去に書いた記事から収入が発生しますからね。
収入が自動化するのがブログのメリットですね。
私なんかは、3~4年前に書いた記事でいまだにご飯食べています(笑)
だから、私は自分のメディアを育てることを人生の最優先事項にしているのです。そっちの方が儲かるし、QOLも上がるので。
ブログには、好きな事を書くのがいい。
立花岳志さんは、「ブログには好きな事を書いていくのがいい」と述べています。なぜなら好きな事を書いたほうがモチベーションも続くし、書いていて楽しいからです。
「好き」を「得意」にして「強み」に尖らせること。そしてそのことを発信すること。これを「パーソナルブランディング」や「セルフブランディング」と呼びます。
さらに、それだけではなく、ブログに好きな事を書き続けると、いずれそれが得意な事になります。そして得意な事をさらに書き続けていると、「自分の強み」になると立花さんは述べています。
つまり、ブログを書くことで
好き⇒得意⇒強み
と変化していくということです。
すると、次第に読者の人からは、その分野の専門家と認識されます。すると、「○○なら○○さん」というブランディングができ、お金が生まれるようになるのです。
ちなみに、私もこれと別に、「ファッションブログ」を運営しています。もともと、女性にモテたくてファッションを勉強していたのですが、学んだ事をブログにアウトプットするようにしていました。
それを繰り返していくと、私はファッションが得意になったんですね。
そして他のファッションブログよりも良い情報を発信したいという負けず嫌いの性格もあり、さらに、ファッションについてインプットとアウトプットを繰り返すようにしました。
すると、私は、読者の人からファッションについてメールや相談を受けるようになりました。
「タイキさん、今年の春は何を着ればいいですか?」と聞かれるようになりました。
そういう人に、「これがいいですよ~」と勧めたら買ってくれたり、買い物同行サービスをはじめたら、申し込んでくれるようになったんですね。
つまり、私は「ファッションのプロ」というブランドができたわけです。
だから、お金を生み出すことができるようになりました。
自分の「強み」ができて、お金を生み出すことができるようになると、会社員を辞めて独立して、自分の「好き」なことを仕事にして生きることができるようになります。
今の時代は、簡単にこんなことができる時代なのです。
好きなことをやって、そのことを発信していくと、好きなことが得意になり、さらには強みをずっと発信していくと、あなたのもとに「人」と「情報」と「お金」と「感謝」が集まってくるようになります。
私もブログを使った情報発信がすばらしい理由は、これだと感じています。やっぱり、お金稼げるだけではなく、人とつながれる、人から感謝されるというのは大きいですね。
好きな事とSEOの両立
いくら好きな事を書けばいいとはいえ、ただ何も考えずに書いていては、アクセスは集まりません。ブログに集まるアクセスは、基本検索エンジン経由です。
検索エンジンに対して自分のブログを最適な状態にしておくことが、より多くの人に読まれるブログをつくる大切なカギになるということ。
つまり、SEO対策をしましょう!ということです。
稼げていないブロガーにありがちなことですが、自分の好きな事を書くのにフォーカスしすぎて、その記事を見てもらうことをまったく考えていないことです。
「どう考えてもそのキーワードでは検索されないだろ・・・」と思うようなタイトルをつけて記事を書いてしまうのです。
せっかく記事を書いても、SEO対策をしなければ、読んでもらうことさえできません。
好きな事を書いてもいいですが、タイトルに検索されやすいキーワードを含ませるか、アクセスが集まっている記事からリンクを貼るなど読んでもらえるような工夫が必要です。
私とかは、無駄な労力はあまり使いたくないので、基本SEO対策して記事を書いています。
自分ブランドの一番のキモはプロフィール
立花さんは、自分ブランドの一番のキモは、プロフィールだとおっしゃっています。
私もそう思います。
例えば、検索してブログが出てきたとします。そのブログを読んで「良いコンテンツだったな!」と感じたら、まず「このブログを運営している人は何者なのか?」と気になりますよね
そして、プロフィールを見ますよね?
でも、プロフィールがなかったらどう思いますか?
「お前、誰だよ?」って思いますよね。
法人が運営しているブログならともかく、明らかに個人ブログなのに、プロフィールがなかったら、信頼性も損なわれます。
誰が書いているのかまったくわからないブログは、人気ブログにするには圧倒的に不利。なぜなら、読者がファンいなるときに一番大切な「共感」を得にくいからです。
ブログというのは、内容が面白いことも大切なのですが、運営者の個性・人柄がもっとずっと重要になります。プロフィールがない、あっても非常にあっさりしているブログは、内容という部分では人を惹きつけますが、人柄という部分で共感を得ることが難しいため、読者をファンにしにいくいのです。
我々人間は、ブログが提供しているコンテンツに関して理解したり感謝したりすることはあっても、「共感」することはありません。提供されているコンテンツを書いている人の背景や思い、情熱などの人となりに共感し、ファンになるのです。
だから、ブログを書いて人気者になりたいなら、プロフィールは絶対に書くべきですし、書くからには気合を入れて書いてほしいのです。
すごい、大切な事をいっていますが、多分たいていの社畜は読み飛ばすんだろうな・・・(笑)
なぜなら、普段サラリーマンとして働くと、「思考停止」に陥るからです。そして物事をロジカルに考えたくなります。
「この商品は、○○だからお客様に売れるだろう。」
もうそういう思考しかできない。組織の一員として働くと、商品ではなく、自分を売ろうという考えができなくなる。
自分の個性や信念を世の中に表現して、賛同者を集めてファンを作るという人気商売的な思想が「サラリーマン生活」を続けると失われます。
なぜなら、会社は集団でブログは個人だから。
この2つは、両反対。
会社の場合は、誰がやってもある程度の結果が出る仕事しかしないから。そうしないと会社の駒として回らないから。基本的には駒の一員で集団戦。
でも、ブログは違います。ブログは、個人の戦場です。誰でも書けるような「教科書みたいな情報」を書いていたら、読んだ人は、「良い情報だった」で終わりです。
運営者に興味を持つことはないですし、そのブログに二度と訪れることはないでしょう。個人がブログで誰でも書けること書いても意味がないんです。そんなことは、大企業の運営しているブログの仕事です。
何千人のライターを雇って、個性のない教科書みたいな情報をひたすら書いていくのは、大企業のブログの仕事です。あなたがやる必要はありません。
マンパワーでは、大企業には絶対に勝てないのだから、私たち個人ブロガーは別のところで勝負しなければいけないんです。
あなただから書けること。それが「個性」になってきます。あなたと同じ人生を送ってきた人は2人といません。オリジナル性は、あなたの中にあります。
無機質なブログ書いている人は、何がしたいんでしょうか?プロフィールを書かない人は何をしたいんでしょうか?
ほんと、私には分かりません。
ブログは、自分の個性を打ち出して、リピートを作ることにキモがあるのですよ?
個性のある文章を書いて、プロフィールをしっかりと書きこむ。これは個人ブロガーにとって必須だと思います。
立花さんは、プロフィールを書くと人柄という部分で「共感」が得られるといっています。
私は、プロフィールに
・23歳まで童貞
・会社をクビになった。
と書いています(笑)
でも、こういう事を書くと、
「タイキさん、実は私も22歳童貞なんです。来年までには卒業したいです。」
「先日、クソ会社をクビになりました。私もサラリーマンはもうこりごりです。」
といった内容のメールが届きます。
これ私のキャラや個性に共感いただけているからだと思います。
つまり、ブログで個性を打ち出し、自分のプロフィールをしっかりと書きこむことで、人とつながることができるのです。
そうやって、地道にリピーターやファンを増やしていくことで、アクセスもどんどん増えていきます。
余談:他にも個人ブロガーの戦い方
これは、本に書いていないので完全な余談になりますが、私が思うに、他にも個人ブロガーの戦い方はあります。
それは、
・色んな会社の商品のレビューをしまくる
・反社会的な思想、記事を書く。
です。
法人がこの2つをやったら、モラルを問われますが、我々個人ブロガーなら恐れることありません(笑)
法人が競合他社の商品をレビューして、「これはダメ。うちの商品の方がいいですよ」なんていう記事を書いたら、どうなるでしょうか?
法人が政治批判、宗教批判の記事を書いたらどうなるでしょうか?
「私は、社畜なんてクソ!奴隷」と所々で書いていますが、仮にこれを法人が書いたらどうなりますか?
マンパワーでは、法人ブログには勝てないのですから、個人ブロガーは個人だからこそできることを記事にしていかないといけないんですよ!
批判を恐れずどんどん記事を書いていきましょう。
まとめ:
ちょっと長くなりましたが、最初に言いましたように、
「ブログを軸にビジネスして、個人で食っていきたい人は絶対読むべき!」
ですね。
・ブログにおける情報発信
・ファンをつくるブランディング
・ブログを軸にしたビジネス構築方法
が学べる質の高い本だと思います。
これからブログを始める人
ブログやっているけど、アクセスが集まらない人
ブログやっているけど、何書けばいいか分からない人
ブログを書いて、自分のファンを作りたい人
ブログで稼ぎたい人
ブログを軸にビジネスをして、会社を辞めたい人
は、ぜひ手に取ってみてください。
最後にこの記事が役に立ったという方は、「いいね!」で教えて下さい。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。